アロマテラピーの精油や芳香蒸留水を得るための蒸留技術の発達は、錬金術の歴史と密接に関係しています。 錬金術は、古代末期エジプトの大都市アレクサンドリアで生まれ、中世のイスラム世界で大きく発達しました。イスラム錬金術では、卑金属の「病気」を治して貴金属に「成長」させると同時に、人間に不老長寿をもたらすという物質「エリクシル」elixir が、大きな関心を集めていました。エリクシルの探求のため、最も適した方法として蒸留術が選ばれ、多くの自然物が蒸留にかけられたのです。そして、試行錯誤の繰り返しが、蒸留術そのものを発達させ、薔薇水製造などの産業を生み出します。その後、錬金術と蒸留術はヨーロッパへ伝えられ、さらなる発展を遂げることになります。
太陽光線、色、音楽、空、大地、昼、夜など、自然界の持つ森羅万象のエネルギーを含んだ、ハーブのルームスプレーです。スパゲリック法に基づいて、植物エキス、貴金属、ミネラルが組み合わされています。深い森の中にいるような、心落ち着く香りが、ストレスや大気汚染、乾燥、コンピュータの電磁波などによって乱れたエネルギーを調節します。就寝前に枕にスプレーすれば、リラクセーションと深く良質な眠りをもたらします。
エタノール、水、ローズマリー油、ドイツトウヒ葉油、サフランエキス、オレガノ油、レモンバーベナ油、タイム油、シトロネラ油、プチグレン油、レモングラス油、ラベンダー油、金
スパゲリックの概念は、500年ほど前、中世の医者であり哲学者でもあったパラケルススによって生み出されました。 スパゲリックは、植物の内に秘められたエネルギーをもっとも効果的に抽出する究極の手法です。 中世のアルケミー(錬金術)のひとつで、薬用植物やミネラル、金や銀といった貴金属を原料に、醗酵、蒸留、洗浄、灰化、結合という過程を経てエキスを抽出する技術です。 太陽、月、惑星といった天体の周期を組み込んだ製造工程が大きな特徴です。
このエキスは、パラケルススが言うところの“内なるアルケミスト”、つまり人間の免疫システムを強化すべく作用します。 ソルーナ研究所の創立者であるアレクサンダー・フォン・ベルヌス男爵は、この中世から伝わるスパゲリックを研究し、20世紀に蘇らせました。 ソルーナでは、このベルヌス男爵が確立したメソッドを忠実に守り、莫大な時間と手間をかけた製造工程が取られています。
独特のガラス製の蒸留器を使って行われる蒸留過程では、急激な冷却を行わず、時間のかかる自然放熱によってエキスの凝縮を行います。 さらにいくつかのプロセスを経てできあがった原液は、人間の血液の総量と同等の6リットルのガラス容器に入れられ、木とガラスでできた8角形のピラミッド型の部屋で、人間の体温と同じ37度の室温の中、ゆっくり熟成されていきます。 ここで50日間、毎日日の出と日の入りに、月のリズムに合わせて左に28回、太陽のリズムに合わせて右に33回攪拌され、太陽と月の持つエネルギーを原液へと堆積させます。 これらの工程を機械を使わず、すべて人間の手で時間をかけて行うことで、植物の繊細なエネルギーを引き出します。これが、人間の身体に活力と調和、リラクセーションを与え、生物学的に望ましい反応を起させることにつながるのです。