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●6、燕窩(えんか)
絶世の美女・楊貴妃は永遠の美しさを保つためにツバメの巣、即ち燕窩(えんか)を好んで食べたと伝えられています。中国では、6世紀頃から高級食材として珍重され、当時、皇帝の家族及び宮廷の役人にのみ食べることが許されていました。燕窩は、アナツバメの巣を指し、産卵期に発達した唾液腺から分泌される唾液を固めて約1ヶ月かけて作ります。古くから、ヨダレの多い赤ちゃんは丈夫で、ヨダレの多い牛は病気をしない、といわれて、唾液は健康維持に深く関わっていると言われています。最近になり、燕窩に、今話題の「糖鎖」の最重要な成分が最も多く含まれている事が明らかになりました。「糖鎖」とは細胞の表面にある突起で、細胞間の情報伝達を司るアンテナの役割を担っています。加齢や紫外線の影響で糖鎖が劣化・不足するとたちまち細胞間の情報伝達がとれなくなり、細胞の免疫システムに異常が起こり、細胞に大きなダメージを与えてしまいます。
“ 糖鎖の重要な役割”は、
1.細胞同士の情報伝達
2.外敵(細菌やウィルス)の認識と情報伝達
3.ホルモンや酵素など重要物質の認識と情報伝達
元気な糖鎖を作るには、糖鎖の原料である8種類の「糖鎖栄養素」を補給しなければなりません。しかし、食環境の悪化やストレス、また体内合成に必要な酵素の不足などで、現代は食事から摂取できない6種類の糖鎖栄養素は常に不足していると言われています。幸いにも、糖鎖栄養素を豊富に含んだ食材が燕窩で、普通の食事では摂取できません。8種類の糖鎖栄養素のうち、6種類をツバメの巣が含んでいることが、ドイツのHanish
とUhlenbruck 両博士の研究によって確認されています。
特にキーポイントとなるのが最近話題になっている栄養素「シアル酸」Nーアセチルノイラミン酸です。シアル酸は糖鎖の先端に付き、最も重要な役割を担っていますが、入手するには、非常に難しい栄養素でもあります。更にシアル酸は、人の脳に存在する脳内活性物質(ガングリオシド)の重要成分でもあり、人体の中で一番脳内に存在しています。それらは、細胞の増殖や分化、細胞間認識、情報伝達、神経突起(ニューロン)の分化促進や免疫等、ほとんどが全ての脳機能の働きをコントロールしています。また遺伝子の発現にも深く関わっていることも分かって来ました。脳のアンチエイジング(抗老化)には最適と思われるようになり、パーキンソン病やアルツハイマー病への人体実験や動物実験が、学術的に今盛んに行なわれているところです。
燕窩は、同じ唾液腺由来の分泌物であるローヤルゼリーの200倍ものシアル酸が含まれています。また、美肌成分「EGF様物質」(Epidermal
Growth Factor)を含み、皮膚細胞に働いてその成長を促し効率よく表皮を再生させることが分かり注目されています。実は、2002年、田中耕一氏がノーベル化学賞を受賞した質量分析のプロテオーム解析によって飛躍的に解明されたのです。 |