ビタミンD

● ビタミンDとは

・ビタミンDはきくらげ、本しめじ、しいたけなどのキノコ類に含まれるビタミンD2(植物由来)と、イワシ、カツオ、サケなどの魚介類や卵黄やバターなどに含まれるビタミンD3(動物由来)があります。
・ビタミンDは食事以外に日光に当たることで80%〜90%を体内でつくることができます。

● ビタミンDが不足すると

ビタミンDが不足すると、骨や筋肉が弱くなる傾向があります。特に気をつけたいのが、高齢者や肥満体質、更年期をすぎた女性、偏食の小児です。

*高齢者は屋外で日光に当たる機会が減少しがちなうえ、皮膚のビタミンD産生能力が低下しますので、骨粗鬆症になりやすく骨折による寝たきりのリスクが高くなります。よってより多くのビタミンDを摂取する必要があることが指摘されています。

*閉経後の女性の場合も、ホルモンの分泌量が減り、骨粗しょう症になるリスクが上昇します。

*小児の場合、ビタミンDが不足すると骨の成長障害が起こり、姿勢の悪化、足の骨の湾曲、くる病などの危険性が高くなります。

★積極的にビタミンDを摂り、骨や筋肉を丈夫にする必要があります。

● ビタミンDの働き

*ビタミンDは腸管からのカルシウムの吸収を促進し骨を丈夫にします。
*ビタミンDは体内に侵入したウイルスや細菌などに対しての免疫機能を促進します。
*風邪やインフルエンザ、肺炎や気管支炎などの感染症の発症及び予防にも関与することが報告されています。
*近年、がんや高血圧などの様々な生活習慣病を予防する効果も期待されています。